第12回 言葉責め
 

 「育児上等!」といった感じで子育てに追われ、さらに産休明けですぐ仕事に復帰したので、すっかりコラムの方もご無沙汰してしまいました。今後はなんとか更新のペースにあわせて原稿をあげていきたいと思います。

 さて、今回は北島代表の言葉責めについてです。言葉責めなんていうと色っぽいネタかなと思われるかもしれませんが、北島代表の言葉責めはそんなものではありません。相手の未熟さ・落ち度・問題点を責めて責めて責めまくるという世にも恐ろしいものなのです。誰に対してもというわけではなく、責めの矛先が向かうのは親しい関係の人のみなのですが、その完膚なきまでに叩き潰してくる容赦のない言葉に、私やマチズモ神山は何度も人格崩壊の危機に陥りました。

 しかし、この言葉責めを快感にしてしまう凄い奴こそ、サンボ慎太郎なのです。

北島 「お前は猿だ! いや猿以下だ、息をするな!」

慎太郎 「あう! あうあう!!」

北島 「もうお前は1万円おいて家に帰れ!」

慎太郎 「はう! はうはう!!」

 慎太郎はたたみかける言葉に身をよじりながらも、さらに北島代表の怒りに火をつけるような発言や行動をくり返します。さすがは真性のM(マゾ)。最近は北島代表が慎太郎を徹底して無視をするという放置プレーにまで発展し、この2人の関係は公開SMプレイさながらです。

 ところが最近になって、もう一人北島代表の言葉責めに快感を覚えるメンバーが登場しました。引きこもりレスラー虫けらゴローです。ひきこもり特有の空想世界を漂っているようなゴローの発言は、元引きこもりの北島代表の嫌悪感にことごとくジャストミートするようです。北島代表は引きこもっていた時代、部屋から出られず窓から小便をしていたといいます。かなりレベルの高い引きこもりだった北島代表だけに、ゴローに対しても近親憎悪のような容赦のない言葉責めを浴びせます。

北島 「お前に必要なのは癒やしじゃない、辱めだ!」

ゴロー 「あわわわわ」

北島 「そんなに引きこもりたかったら、無人島に行って引きこもれ!」

ゴロー 「あわわわわ」

 とまぁこんな感じ。

 だけど、メタメタに責めまくられているうちに、ゴローも引きこもり節を炸裂するのです。

ゴロー「そんなに言われると、僕キレちゃいそうになります! お母さんに踵落としをしたみたいに何をしでかすかわかりません!!」

北島「だったら俺はそれ以上にキレて、お前を半殺しにしてやる!!」

 ゴローがこれだけ激しい言葉責めを受けてもメゲないのは、やはりそこに愛があるからなのでしょうか。たいていの人を呆れさせるやりとりだけど、SMマニアが聞けばまるで芸術作品のようなものかもしれない……と思っているのは私だけかしら。