第53回興行「美学」
2001年11月14日 北沢タウンホール
 
第1試合 ミックスドマッチ 3分3R
○アームボム藤原 2R1分28秒
フロントチョーク
菊地洋子×

試合から遠ざかっていた藤原は体の線が細くなり、体格では菊地が圧倒していた。菊地はマウントパンチを放って試合を有利に進めるも、2Rになるとスタミナ切れになってしまう。そこをベテランの藤原が見逃すはずがなかった。

第2試合 ドッグレッグス vs FORCE1 10分1本
ゴッドファーザー
三村広人
10分
時間切れ引き分け

永野・V・明
柔ウエポン

フォースの興行にカードを組まれながらも、試合を無断でキャンセルした三村に、永野と柔が制裁を加えようとする。しかし、その制裁よりもゴッドファーザーの攻撃は激しかった。パンチと蹴りでフォースを圧倒するも、試合は時間切れ引き分けに。

三村「(フォースの連携でロンリーバトルが続き)途中で頭が真っ白になってしまいました。ただ、試合を無断でキャンセルしたわけではありません。飛行機が遅れてし まったのが原因なんです」

第3試合 健常者プロレス 10分1本勝負
○ゴッドファーザーJr.
虫けらゴロー
9分22秒
チョークスリーパー
福祉パワー×
ビッグバンボランティア

Jr.が序盤から激しく攻めまくった。ビッグバンボランティアの顔面を掌打で血塗れにし、福祉パワーの弱点の腰を蹴りまくる。最後はJr.の首を極めていた福祉パワーの顔面にゴローが無法キックを放つ。悶絶した福祉パワーの首をJr.ががっちりと極め、遂に世代交代の扉が開いた。

虫けらゴロー「(カットの顔面キックは)ちょっとやりすぎてしまいました…」
Jr.「ビッグバンボランティアの腰は強かった。福祉パワーはきっとリベンジしてくると思う」
ビッグバンボランティア「鼻血が止まらないんだけど」

第4試合 ドッグレッグス vs FORCE2 3分3R
○ノーシンパシー 3R37秒
フロントチョーク
ハンマーシャーク芹田×

ノーシンパシーの上から打ち下ろす掌打に芹田の背中は真っ赤に。それでも芹田は得意の頭突きを放とうするが、ノーシンパシーに首を取られてしまう。

第5試合 ドッグレッグス認定
世界障害者プロレススーパーヘビー級選手権試合 3分3R
×デッドオアアライブ林田
(第5代障害王) .
1R1分39秒
腕ひしぎ逆十字固め
愛 人○
(挑戦者)

足と体の捻りだけで腕ひしぎ逆十字固めを極めるという、今まで見たことのない愛人の妙技が炸裂した。林田はタイトルの初防衛に失敗、愛人が第6代障害王となった。

愛人「1Rで勝ったら(妻から)1万円のお小遣いがもらえることになっていたんだ」

第6試合 ドッグレッグス認定
世界障害者プロレスヘビー級選手権試合 3分3R
○サンボ慎太郎
(第16代障害王)
2R2分4秒
肩固め
あらいぐまラジカル×

ラジカルの突進を慎太郎は密着していなす。ラジカルはまったく試合をさせてもらえず、慎太郎の関節地獄の前にタップアウト。

慎太郎「本当は1Rで極めるつもりだった。(ラジカルとゴッドファーザーではどっちが強かったかの質問に)どっちも弱い。次の菓子パンマン戦もタイトルを賭けてやってやるよ」

第7試合 障害者対健常者異者混合
膝立ちタッグマッチ 時間無制限1本
鶴園 誠
×前川 裕
11分19秒
アームロック
アンチテーゼ北島○
ウルフファング

ウルフと前川、鶴園と北島の絡みは、今後に繋がっていく闘いの序曲のようであった。一進一退の展開は、北島がパンチで前川をぐらつかせ、最後は腕をがっちりと極めた。

鶴園「もう少し試合をしてたかったな。前川はパンチを怖がっていたね」
ウルフ「まだまだこんなんじゃ納得できない。もっともっと強くなる」
北島「鶴園の強さの片鱗は感じた。だけど、こっちもまだ手の内は見せていない。次 のトーナメントは必ず優勝する」

第8試合 孤児 vs 健常者 異者格闘技戦 3分3R
○マチズモ神山 2分52秒
KO

菓子パンマン×

神山のパンチによる猛ラッシュの前に、菓子パンマンは何もできないままマットに沈んだ。

神山「もうこんな試合はやりたくありません」

 
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