第51回興行「BIRTH」
2001年4月14日 北沢タウンホール
 
第1試合 障害者女子プロレスバトルロイヤル 10分勝ち残り
○菊地洋子 56秒
体固め
洋子ちゃん×
退場順:ジャンボーグ栄子、ジャイアント馬場子

初登場の菊池が3人を次々に仕留め、瞬く間の秒殺勝利。

菊池「緊張して何が何だかわからなかったです」

第2試合 10分1本
○福祉パワー
コマンドでこ
ビッグバン・ボランティア
3分32秒
ダブルリストロック

永野・V・明×
あらいぐまラジカル
三村広人

第1試合のようにあらいぐまがコマンドでこをいきなり秒殺しそうになる。不穏な空気の中、福祉パワーが永野からギブアップを奪う。

コマンドでこ「あらいぐまの奴、いきなりガチを仕掛けてきた。あいつ、どういうつもりなんだ」

第3試合 障害者プロレス ミラクルヘビー級時間差バトルロイヤル
15分勝ち残り
○ノーシンパシー
6分48秒
アキレス腱固め
愛 人×
退場順:パトス森下、渡部俊也

北海道からやってきた渡部を愛人とノーシンパシーが二人でかかりでKO。

第4試合 3分3R
○菓子パンマン 2R0分47秒
フロントチョークスリーパー
虫けらゴロー×

互いにノーガードで顔面を張り合う凄絶な一戦となった。1ラウンド中盤で虫けらゴローが鼻から大出血。それでも粘りをみせるが、最後はフロントチョークでギブアップをしてしまう。

虫けらゴロー「育ちの違いを感じました。あれだけ顔面を張れば、菓子パンマン選手は少しはびびるかなと思ったんですが……」
神山「ゴローもいい攻めをしたと思うけど、菓子パンマンが受けてきた虐待はあんなもんじゃないからね。熱湯全身にかけたり、湯飲みを頭にぶつけたり以上のことをしなければ、あいつの心は折れないよ」

第5試合 障害者 vs 健常者膝立ちマッチ 3分3R
○マチズモ神山 3R1分45秒
フェイスロック
ウルフファング×

狼斬りとパンチが交錯する一進一退の攻防も、最後は神山が首を絞めて試合を決めた。

神山「殴りすぎて拳が痛い。親指の付け根が折れたかもしれない」
ウルフ「判定に持ち込む気はなかった。もっと体重を増やさないと神山さんには勝てないと思う」

第6試合 健常者プロレス 3分3R
○アンチテーゼ北島 1R1分48秒
TKO
ゴッドファーザーJr.×

開始早々の北島のラッシュにJr.は手も足も出ない。最後はハイキックを顔面に入れられ、3ノックダウン。

北島「俺が怖いのはわかるけど、Jr.の試合振りはちょっと情けない。しかし、今日はjrの情けないところを観客に見せようと思っていたから、結果的に試合としては成功だったと思う。Jr.は慎太郎や菓子パンマンの凄さがわかったんじゃないの。あの二人は今日の何十倍もすごい攻めを受けてきたんだから」
Jr.「何をやっても効かない気がした」

第7試合 ドッグレッグス認定
世界障害者プロレスヘビー級選手権試合 3分3R
○サンボ慎太郎(挑戦者) 2R2分42秒
フロントチョークスリーパー
ゴッドファーザー×
(第15代障害王)

慎太郎は徹底的に密着する戦法で、ゴッドファーザーの打撃を完封する。フロントチョークが極まったところでレフェリーが試合を止めるも、ゴッドファーザーは納得せず。

ゴッドファーザー「俺はタップしていない。慎太郎はレフェリーに感謝しろ」
サンボ慎太郎「誰が何といおうと俺がチャンピオンなんだよ。文句があるならレフェリーに言えばいいんだよ。今日は作戦勝ちでした」
北島「レフェリーのジャッジは絶対だからね。ただゴッドファーザーにはリベンジのチャンスを与えるつもり。しかし、今日の慎太郎の試合振りを見ていると、ちょっと他のレスラーが攻略するのは難しいと思う」

第8試合 ドッグレッグス認定
世界障害者プロレススーパーヘビー級選手権試合 3分3R
○鶴園 誠
(第8代障害王)
延長
判定3-0

前川 裕×
(挑戦者)

試合は一瞬も目が離せないスリリングな攻防となった。3ラウンド闘っても決着は着かず、勝負は延長戦にまでもつれ込んだ。最後は判定で鶴園の手が挙がったが、激闘を終えた両者への拍手はいつまでも鳴り止まなかった。

鶴園「思っていたより力が強かった。体調がベストの時にもう一度やりたい相手だ」
前川のセコンド「延長ラウンドは自分から攻めなければ負けとなる。待って闘うファイトスタイルが最後に裏目に出てしまった。状況に応じた闘い方を身に付けて、もう一回挑みます」
北島「判定は妥当だね。前川は鶴園よりも体重が20キロ近く重く、なおかつ両足を使うことができる。内容が五分五分ならば、鶴園の手が上がることになる。それは延長ラウンドに関しても同様。とはいえ、前川も素晴らしかった。今後も招へいしていきたいレスラーだ」

 
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