第54回興行「アフォリズム」
2002年3月31日 北沢タウンホール
 
第1試合 D-1トーナメント2002 1回戦 3分3R
×マチズモ神山 2R2分18秒
肩固め
高橋省吾○

神山はパンチで突破口を見出そうとするも、高橋は強力な腕力でしがみついて間合いを詰めてくる。最後は押しつぶされるような形でレフェリーストップ。

神山「ちょっと力が半端じゃない。殴り倒そうとしたけど、すぐに組み付かれてし
まった」

第2試合 D-1トーナメント2002 1回戦 3分3R
○アンチテーゼ北島 2R1分26秒
TKO

虫けらゴロー×

北島と打撃で真っ向勝負しようとするゴロー。しかし、顔面を血だるまにされて無惨な返り討ちに。

北島「関節技で決めるつもりはなかった。打撃でボコボコにして性根を叩き直してやろうと思っていたから。だけど、意外としぶとかったな」
ゴロー「少しはウルフさんのために足を引っ張ることができたでしょうか」

第3試合 D-1トーナメント2002 1回戦 3分3R
○鶴園 誠
3R2分58秒
ギブアップ
ゴッドファーザーJr.×

特別ルールの適応された初めての試合。こつこつと当てるような鶴園のパンチにJr.は悶絶する。最後は頭部へのパンチに耐えきれずにギブアップ。

Jr.「なんだかしらないけど、パンチが痛すぎる。まるで拳が石みたいだった」

第4試合 D-1トーナメント2002 1回戦 3分3R
○ウルフファング 3R判定
2-1
前川 裕×

巧みにタックルしてマウントをキープする前川だが、ウルフもしっかりとディフェンスをして極めさせない。やや前川が有利に試合を進めるも、体重差が判定に影響する。

前川のセコンド「また精神面の弱さが出てしまった。判定になれば不利なことはわかっているのだから、苦しくてもラッシュしなければいけないのに……」

第5試合 障害者プロレス タッグマッチ 15分1本
ゴッドファーザー
×三村広人 .
9分4秒
チョークスリーパー
あらいぐまラジカル
永野・V・明○

あらいぐまと永野が見事なコンビネーションを発揮し、孤立した三村を仕留める。試合後、ゴッドファーザーが永野に殴りかかって大乱闘に。

ゴッドファーザー「頭にきたのは永野がマイクパフォーマンスをしたから。ファース ならともかくドッグレッグスのリングでは、マイクなんかつかえるポジションじゃないだろ!」

第6試合 ミラクルヘビー級ロイヤルランブル 15分1本
×アームボム藤原 15分時間切れ
判定
ノーシンパシー○

(退場順)バツイチロー→槍田覚→E.T.→飯田100キロ→愛人

第7試合 D-1トーナメント2002 準決勝 3分3R
○鶴園 誠 3R判定
2-1
高橋省吾×

体重差が倍近い相手だが鶴園は怯むことがない。高橋の捻り上げるアームロックや強烈なパンチにも、顔色一つ変えない。3Rを凌ぎきって判定で勝利した。

高橋「リングの外までぶん投げてやろうと思ったのにできなかった。あんなに小さい体なのに持ち上がらないなんて……腕もあれだけ絞り上げたのに……」
鶴園「とにかく判定に持ち込むしかないと思っていたから。作戦通りにいったかな」

第8試合 D-1トーナメント2002 準決勝 3分3R
○アンチテーゼ北島 2R2分40秒
アームロック

ウルフファング×

新ルールの体勢に苦しむ北島に、ウルフは膝蹴りを叩き込む。しかし、とどめのチョークスリーパーにいったところを、逆に腕を取られてしまう。

ウルフ「逃げていると思われてもいいから自分の距離で闘った。判定に持ち込めば絶対に勝てると思ったんだけど……首があいているのを見たら、やっぱり一本勝ちを狙いにいってしまった」
北島「苦しかった。負けるかもしれないと、一瞬考えてしまった。判定に持ち込まれないように、首をとらせようとわざと隙を作った。『グラウンド』の掛け声があれば自由に動けるからね」

第9試合 ドッグレッグス認定
世界障害者プロレスヘビー級選手権試合 3分3R
×サンボ慎太郎
(第16代障害王)
3R判定
0-3
菓子パンマン○
(挑戦者)

秒殺を狙った慎太郎の腕十字を凌ぎきると、あとは菓子パンマンがペースを握る。ボディへの膝蹴りが面白いように決まり、判定で完勝した。菓子パンマンは第17代障害王に。

菓子パンマン「だれの、ちょうせんでも、うけるのよ」
慎太郎「判定なしで決着が着くまでやらせてほしい」

第10試合 D-1トーナメント2002 決勝 3分3R
○鶴園 誠 3R判定
2-0
アンチテーゼ北島×

鶴園はJr.戦でも見せた拘束具を掴んでのパンチ攻撃。対する北島も不安定な体勢からパンチで応戦する。何度か北島が上から頭部にパンチを落とすが、鶴園はまったく戦意を失わない。試合は五分の展開だったが、またも体重判定で鶴園の手が挙がり、トーナメントを制した。

北島「悔しい。判定はドローだと思って延長ラウンドに向けて気合いを入れ直していたのに……パンチの手数で押していたと思うんだが……ただ、鶴園から一本とるのが難しいのは確かだ」
鶴園「強かった。今回はルールに救われたところもあるかな。顔が少し腫れたけど、男の勲章ということで」

 

トーナメント優勝予想の集計

  1. 鶴園誠 47票
  2. アンチテーゼ北島 37票
  3. ウルフファング 28票
  4. マチズモ神山 25票
  5. ゴッドファーザーJr. 24票
  6. 虫けらゴロー 20票
  7. 前川裕 12票
  8. 高橋省吾 10票
 
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